2022年12月4日
  • 福岡の関節リウマチ、漢方治療、栄養療法なら「みやにし整形外科リウマチ科」へ

東洋医学併用運動器リハビリテーション

東洋医学併用運動器リハビリテーションとは

腰部脊柱管狭窄症、変形性関節症、脳梗塞後遺症などリハビリテーションを要する疾患は多岐にわたります。初期診療においては内服や注射などの薬物治療、サポーターやコルセットなどの装具治療、電気やマッサージなどの物理刺激療法などが行われます。当院が重視するリハビリテーションにおいて主軸となるのは「理学療法士による運動訓練」です。理学療法士の視点から、それぞれの病態、アプローチすべき神経・筋腱の障害部位を解析し、姿勢矯正、歩行訓練、関節・筋肉群へのアプローチにより、四肢の疼痛や腫脹、可動域制限を改善させるものです。当院では、この理学療法士による運動手技療法を、直接患者様に触れることで皮膚を通して神経・筋腱群への細かい施術を行う観点から、「手あて」と称して最重要治療方法と位置付けています。電気などの機器を用いた物理療法は補助的な役割としてとらえています。その理由として、理学療法士による運動手技療法は、内服や注射などの薬物療法と比較して、副作用のリスクが極めて低いことが挙げられます。最新の痛み止めのお薬は、従来の痛み止めと比較して、痛みを抑える効果は優れているのですが、眠けやふらつき、嘔気や認知機能障害などの副作用が一定の確率で生じます。ふらつきを生じた場合は、とくに高齢者では転倒・骨折につながることもあり、看過できない副作用です。理学療法士による運動手技療法ではそのような副作用は生じることはないですし、むしろ高齢者の転倒や骨折に対する予防効果が優れていることが、高いエビデンスとして報告されています。欠点として2~3回の施術では改善が見込めないことが挙げられます。最低でも週2~3回程度の施術を3~4ヶ月間は行うことが推奨されます。

そのような理学療法士による運動手技療法との併用で、当院で強く推奨しているのが東洋医学的治療です。別項でも述べている漢方薬がそのひとつです。漢方薬は組織の筋緊張緩和、血流増加、温熱効果、腫脹改善効果などにより、脳梗塞後や関節障害による関節拘縮や痛みを改善します。二つ目は鍼治療です。脳血管障害や腰部脊柱管狭窄症、変形性関節症などの痛みや拘縮には、多くの場合、東洋医学的に「瘀血(おけつ)」や「気(き)」の障害を生じています。瘀血とは局所の微小循環障害を指します。また長引く関節障害や歩行障害は、生体内エネルギー(これを気と呼びます)の枯渇を導き、それがさらに微小循環障害(瘀血)を悪化させるという悪循環のループを形成します。当院で行う鍼治療はおもに置鍼(ちしん)と刺絡(しらく)です。置鍼は皆さんがよく見たことがある鍼を皮膚にさす治療です。これは全身の気のめぐりを改善させ、生体内エネルギーの賦活化に寄与します。また鍼に電気刺激(パルス)を追加することで、気の循環をさらに改善させることが可能です。刺絡は皮膚表面に小さい鍼を刺したところに、吸い玉と呼ばれるカップ状のものを覆うようにつけて陰圧吸引する手技で、微小循環障害(瘀血)の改善に役立ちます。理学療法士による運動手技療法にこれらの漢方薬と鍼治療を併用することで相乗的に、かつ、より短期間で痛みや腫脹、関節拘縮の改善を実感することが可能となります。当院では漢方薬処方と鍼治療はいずれも院長が行います。腰部脊柱管狭窄症、変形性関節症、脳梗塞後遺症などのリハビリテーションをどのように行ったらよいか迷っておられる方は、当院の東洋医学(漢方・鍼)併用運動器リハビリテーションを是非ともご体験いただきたいと思います。


腰部の鍼治療

理学療法士による施術

理学療法士による施術